プロフィール
LALA
自己紹介
戦争が終わって、5年。 文明の崩壊した日本で、元兵士のユウは、小さなAIロボット・ピコと廃病院を拠点に生き延びていた。 ある日、探索先の地下で、ユウはひとりの少女を見つける。 淡い水色の髪をした、7歳ほどの少女。 自分の名前も、なぜそこにいるのかも分からない。 それどころか、食べることも、眠ることも、「外」がどんな場所なのかさえ知らなかった。 残されていたのは、ひとつの識別番号だけ。 IS-003。 ユウは少女を廃病院へ連れ帰る。 初めて食べ、初めて味を知り、初めて世界を見る。くだらないことで笑い、ユウを「おじさん」と呼び、やがて廃病院を自分の「いえ」と呼ぶようになる少女。 そして彼女は、自分の名前を選ぶ。 ――アイ。 しかし、終わったはずの戦争は、まだ世界のあちこちで動き続けていた。 主を失ってなお命令を遂行する自律兵器。途絶えた軍事通信。そして、少女を「IS-003」と識別する古いシステム。 かつて命令に背き、自分の選択が正しかったのか今も分からない男。 自分が何者なのかさえ知らず、これから選ぶことを覚えていく少女。 そして、戦争の頃から男のそばにいる小さなAI。 これは、世界を救う英雄の物語ではない。 名前を知って。 世界を知って。 誰かを好きになって。 失うことを知って。 それでも、自分で「生きる」ことを選んでいく物語。
感想対応ジャンル
- 文章
アクセス確認日
2026/09/21
- ポイント
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